大好きなんだよ!!



―…コイツ頭がかなりいいんだよな?


なのになんで補習とか受けてんだ?



夏生は「簡単すぎません?」とおっさんに微笑む。



「…っ全問正解だ。」



かなり悔しそうに顔を歪ませるおっさん。


なんか解いたのオレじゃねぇけど勝ち誇った気分だ♪


「…勇雅もこんなの位解けなきゃ本物のバカだよ?」


有頂天になるオレにも忘れずに毒を浴びせた夏生。


にっこりと微笑んだその顔を今にも殴りそうになった。



「つーか、お前。解けんなら帰れよ!嫌がらせか?」


「まさか。暇だから時間潰すにはちょうどいいかなって。」



…天才の余裕ってやつ?


コイツは学年20位以下になったことがない。



それと対称的にオレがバカだからいじって楽しんでるんだ。




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