甘ったるいくらいで
「ねぇ、セイ?」

ん?っとあたしの頭を撫でながら、セイは答える。

甘い甘い時間。


どんなスイーツにも負けない、極上の味。






あたしは気になってた一言を言った。


「『お前のせい、だからな?』って、どっちの意味?」


セイは思い出すようにちょっと考えた後、笑って、言った。



「両方、だよ。」


あたしは今日も、そんな、優しいあなたの腕の中で眠る。
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