サイコーに不機嫌なお姫様。
テレビもつけてない部屋に二人……
静かな部屋に響くキスを重ねる音が
ヤバイくらい理性がぶっ飛びそうで……
唇を離して、両手でなおの顔を包んで目を見て言った。
「……なお。俺、今日何もしないって約束できない。嫌なら俺はこっちのソファーに寝る」
「……同じベッドで寝て」
真っ直ぐ俺の目を見据えて言うなお。
「好きだから……私、初めての相手はツッチーがいいし……終わりもツッチーがいい」
……んだよ。今日はやけに素直なお姫様なんだな。
しかもかわいいことばかり言ってさ。
「これ以上惚れさせるなよ……」
耳にキスをしてそのまま指を服の中に入れる。
「や……待って!」
「怖い? 恥ずかしい?」
ドキドキした表情のなお。俺も負けないくらいドキドキしてるんだけど……
「明るいとこは……恥ずかしい……」
ああ、俺としたことが。
「……寝室行こう」
いくらなおをリードしないといけないとは言え……
あり得ないくらい緊張してきた俺。