サイコーに不機嫌なお姫様。
恋愛一年生……
成長していってるっていうか……
綺麗な顔の頬にキスをする。
「あの時……二次会の時さ、実はヒヤヒヤしてたんだ」
「何で?」
「俺、幹事だから落ち着くまではなおに声かけられなくて……誰かに先こされたら……なんて焦ってた」
なおは俺の言葉を聞いてクスクス笑う。
「私みたいな女……声かけられてもギャップがあってみんなひいていくんだよ」
だから私みたいなって言うなよ。
「バカな奴らだよ。おかげで俺のなおちゃんになってくれたんだけど」
「うん」
ギュッと腕を首にまわしてきて俺に抱き付いてくるなお。
「ツッチー……大好き」
「俺のほうが好き……」
そう言って自然とキスを交わす。
暖かな感情が二人を包み込んでいく。ああ……もう帰したくねーや……
舌を奥まで入れてゆっくり絡ませるキスになおも応えてくれて唇から吐息とともに甘い声が部屋に響く……
「……なお、今日泊まらない?」
トロンとした表情のなお。俺と同じ気持ち……今にも頷きそうな顔。