なにやってんの私【幸せになることが最高の復讐】
スーツケースに荷物をまとめながら考えた。
込み上げてきた怒りは、人のことを悪者にしての怒りだということに気づき、そこで怒りの火種は徐々に弱火に変わり、冷静さを取り戻す。
考えた結果の結論は、私自身を変えることだ。
今までを振り返ってみると、最後はだいたい男にふられるか、もしくは、二股されて終わる。
私の性格に問題があるのかもしれない。例えば、
1、言いたいことも言わず我慢してしまう。
2、疑わしきは罰せずで、深く追及しない。
3、あまり頼らない。
いつものように床に座って、自分の問題点として思うところを紙に書き出してみた。
あまりにもたくさん出すと切なくなるから、これだと思うBIG3のみにしてみた。これだけでもけっこうダメガールじゃんて自分で突っ込んでみて更に切なくなり、
もし男だったらどう思う?
自問自答してみても、そこは男じゃないから理解に苦しむわけで、胡座をかいて精神統一してみても答えはぜんぜん降りてこなかった。
「この情けないポンコツ頭め」
スーツケースを引きずって部屋を出てエレベーターを降りる。もちろんヨガウェアーで。これが私には一番似合うスタイルだ。
いいの。私は私で私なんだから着飾ったって意味無い、そんなことしてもなんもいいことない。だからこれでいい。
スーツケースをガラガラと音を立てながら引きずって、大股で歩く先には見覚えのあるボーイさんだかホテルの支配人だか忘れちゃったけど、いつも見る顔。
明らかに驚いてるけど、ごめんね、止まるわけにはいかない。会釈のみにて失礼します。