なにやってんの私【幸せになることが最高の復讐】
「じゃ最後に。親兄弟、全ての人から反対されて味方が一人もいない状況でも、あんた耐えられる?」
「はい。萩原さんが好きでいてくれて、1週間に1回でもいいからヨガができる環境にあれば」
「......あんた果てしないバカだね。もうこの際インフィニティーおバカってニックネームにしなよ」
「...もういいですそれでも。私もひとつだけ聞かせてください。そうしたらもう思い残すことないですから。これを聞いたら言い残しもないし」
「どうせくだらないことだろうけど、どうぞー」
「あなたは一体、萩原さんとどういう関係なんですか? 奥さんですか? それとも彼女なんですか?」
「......そこまで盲目的に愛されると、幸せね」
「はい」
え?
涙を我慢してたから目の前が水の膜で潤んで歪んでよく見えなかったんだけど、暗くなったのは分かった。
次に暖かいものを感じたのは唇。
瞬きを一回、涙を両頬に送り、視界がよーく見えるようになって、
今度は私が目をまん丸にすることになる。
キスされてるんだけど、それが...その人は...
目の前にいたはずの女性で、髪の毛が私の顔にかかっていて、なんかいい匂いもしてて、
思考停止です。