なにやってんの私【幸せになることが最高の復讐】

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「...というわけなんで、こいつと別れてもらえます? いや、てか、むしろ別れて」


 私の横には真がいて、向かいには萩原さんが座ってる。

 いつも通りのびしっとした黒いスーツにシャツ、靴だって汚れひとつなく磨かれていて、でも、なんで今日にかぎってメガネしてるんだろう。


 こんな風に真っ正面からちゃんと見たことってなかったかも。いつもだいたい横にいるから、それに、にこにこ笑ってくれてたからこんなシリアスな顔つきの萩原さんは初めて見る顔で...



 ファミレスには不釣り合いな人だ。



 私はと言えば、髪の毛お団子にして後れ毛ばさばさ。すっぴんにヨガウェアーにスニーカーのいつものスタイル。


 真もダメージデニムにTシャツ。指にはゴツいリングなんかしてる。




 態度スーパーLな真の横でしゃんと背筋を伸ばし、萩原さんの胸元辺りをじっと見る。


 でもね、ポーカーフェイスが崩れないように、膝の上に置いた手はグーにして力を入れている。


 顔見たらダメ。目を合わせたら終わる。


 こうしている間も真があることないこと喚きたててるけど、肝心の萩原さんは真には見向きもせず、まっすぐに私のことを見てて...




 
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