なにやってんの私【幸せになることが最高の復讐】
「どうすんのよこのまんまあの女のものになっちゃったら」
「秀太郎、やめなさい、そういうことを言うのは。それを言ったら...」
「あんた後悔するからね」
おじさまの制止を振り切り、秀太郎さんはずばずばと言ってきて、私は眉毛八の字になりっぱなし。
「だって...」
「だってじゃないのよ。だってだってだってだってってあんたそれ口癖のように言うよ。やめなそれ」
「...あのスタジオを無くしたくなかったし、それに、スタジオが無くなったら困る人だって出てくるし、私が一人我慢したらそれでうまくいくって...」
「誰もそんなこと望んでないよ」
あんたの独りよがりだよって言われて、心臓にヒビが入った気分。
「なんで相談しないわけ? おかしいでしょそれ。順番おかしくない?」
「店長には迷惑かけたくなかったし...」
「だからバカなのよ! 桜はそれが仕事でしょう。そのために高い給料払ってんだから、普通そっちに先に連絡するのが筋でしょうが! あんたのスタジオじゃないんだからそんなこと考えても意味ないの。よく考えたら分かるでしょうが、この場合どうしたら野々宮が手を引くかとかって考えられるでしょう。なつのことだってなんでもかんでもしゃべってんだからさ」
そんなこと言ったって...
そこまで頭が回らなかったんだも......桜? なつ? って何? なんで店長の名前知ってるの?
私なにも言ってないのに。
「だから、そういとこあるよあんた。上にちゃんと言うことができるのだって仕事としてのスキルだからね」
そうだけど、でもだからなぜ秀太郎さんは店長を知ってるの?
「桜が機転きかせて、私のところに話持ってきたからまだよかったものを」