なにやってんの私【幸せになることが最高の復讐】

「似合ってる。短いのも似合うね」

え? すぐに元気になる私ってなんて単純な...

「本当ですか? 良かった。けっこうドキドキしてたんですけど、安心しました」


 ホッとした。


 人に似合うと言ってもらえると、髪の毛を切って良かった! って思える。



「しかし上下で違う下着はやばいだろ?」

「なんでそこまで見たんですか!」
 
「人聞きの悪いことを。勝手に脱ぎ始めたのはお前だろうが。見たくて見たわけじゃない。それからあれだ、これからはちゃんと下着は上下お揃いのものをつけた方がいいぞ」


 !!!!! 言ってはいけないことを!


「...今日はたまたまです」

 いつもはちゃんとそうしてる。今日は買い物だけだったからいいかなって。



「あ...これだ」

「なに?」

「気を抜いちゃダメなんだった」

「...? 別に裸になるのは俺の前でだけなんだからいいんじゃない? だったら別に構わないけど。まぁでも出かける時はやめておいた方がいい」

「だ! か! ら! そうじゃありません! もう、今日は初日にして失敗したんです。外に行く時は絶対に気を抜いちゃいけないんです」



 何があるか分からないから。


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