究極的な愛の形


「つぅ……」


「ここが、いいんだよね。分かるよ。分かっていたけど、確信を得られた。君は恥ずかしがって、隅から隅まで愛させてくれないけど、寝ていたからこそ、“全部、試せた”。

身動ぎも喘ぎも、体温も一気に上がって、何よりもこんなにぐちょぐちょになって。

嬉しいよ。君のためになれることが出来て、はは、もう何時間もずっと、舌がひりつこうが、指が疲れようが、そう、ずっと、休むことなく愛してあげられた」


湯上がり以上にふやけたと分かってしまう、自身の秘部。意識がないとは言え、生理現象から意に沿わぬ結果を出してしまったらしい。


「どうし、てぇ……」


こんなことを、と言う前に涙が零れた。


目尻から耳へ。聴覚を遮断する前に、彼が指先で拭う。


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