秘蜜の秘め事
「20年ぶりの再会ねぇ…。

確かに、小説になりそうだわ」

ビー子はそう言って、フフッと笑った。

20年ぶりの再会…か。

僕は、高校時代を振り返った。


僕とビー子――古澤真琴が出会ったのは、高校の入学式の時。

新しい学校。

初めてのクラスメイト。

初めての教室。

真新しい制服に身を包んだ僕は心臓をドキドキさせながら教室に入り、椅子に腰を下ろした。

僕と同じ真新しい制服に身を包んだクラスメイトたちが、僕と同じように戸惑いを隠せなかったのをよく覚えている。
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