すっぴん★
二人は自転車を漕いで、カピオアニ・ブルーバードからコイ・ストリー
トに曲がり、アラモアナ・ブルーバードをワイキキへ。左にアラモアナ・
ショッピングモール。
カラカウア通りに入り、ワイキキノの中心へ。
「さすがワイキキビーチだ。観光客がハンパじゃない」
俊介が自転車のスピードを大幅に減速して、のろのろに走り始めた。
「ねえ、ドクターワイキキとハグがしたいわ」
素が自転車を漕ぐのを止めた。そして、自転車を押しながら歩き始めた。
「じゃ、俺もドクターと握手がしたいな」
俊介も、自転車から降り、自転車を押して歩き出した。
ビーチでは、いろんな人種の観光客がワンサカ。
寝そべって日光浴をしている者。浜辺で遊んでいる者。泳いでいる者。
サーフィンをしている者。
砂浜は、カラフルな水着のオンパレード。
超ビキニの美女たちが、惜しげもなく肌を見せ、セクシーに歩き回っ
ている。