すっぴん★

「分かりました。そうします。本当にありがとうございました」

素は、ドクターに頭を下げて席を立ち上がった。


二人は救護デスクを出た。

ワイキキの中心地にある宿泊先のホテルまでは、ここからだと約2㎞。
二人は、歩いてホテルまで帰る事にした。

途中、コンビニに立ち寄り、素はノートとボールペンを買い求めた。
二人はホテルに到着。

やっとの思いでホテルに着いたせいか、素はベッドに座りぐったりとしていた。

「帰りたい」

素が呟いた。

「帰りたい」

また、素が言った。


「日本に帰りたい」


素は、うわ言のように帰りたいを連発している。





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