すっぴん★

「ん。もう・・・。その性格、何とかならないの」


素は、もうぷりぷりのお冠。


ごくっごくっ。


カバンからペットボトルを取り出し、頭を冷やす為に、素がほうじ茶
を口に流し込んだ。


「分かった。極力我慢するよ。だから、お願い!」

俊介が素に懇願した。そして、両手を擦り合わせた。


「約束出来る」


素がその姿を見て、一度だけチャンスを与えようと思った。


「約束する」



「なら、一度だけチャンスを上げるわ。ただし、一度だけよ」



「ありがとう」


俊介は素をなだめになだめた。そして、二人は何とかベッドへ。







< 20 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop