すっぴん★
「ん。もう・・・。その性格、何とかならないの」
素は、もうぷりぷりのお冠。
ごくっごくっ。
カバンからペットボトルを取り出し、頭を冷やす為に、素がほうじ茶
を口に流し込んだ。
「分かった。極力我慢するよ。だから、お願い!」
俊介が素に懇願した。そして、両手を擦り合わせた。
「約束出来る」
素がその姿を見て、一度だけチャンスを与えようと思った。
「約束する」
「なら、一度だけチャンスを上げるわ。ただし、一度だけよ」
「ありがとう」
俊介は素をなだめになだめた。そして、二人は何とかベッドへ。