すっぴん★
そこに、ウエイトレスが珈琲を二つテーブルの上に置いた。
珈琲をひと口飲んで、素が話題を自分のアレルギーに舵を切った。
「アレルギーの犯人が分かった、と思ったけど、駄目だったわ。あ~あ」
素が大きな溜息をひとつ付いた。
「どうしたん。そんなに大きな溜息なんか付いたりして」
かおるが、おもむろに珈琲椀をテーブルの上に置いた。
機嫌が直ったのか、かおるが何があったのかを尋ねて来た。
「アレルギーが出た日ね・・・」
「二日を詳細に見比べてみると、共通項がある事が分かったの」
素が口を開いた。
「へえ~。共通項が。それで、いったい何やったん」
かおるが、珈琲を啜りながら素に質問をして来た。