すっぴん★
「入籍結婚か。それも、いいかもね」
素が、俊介の提案に同意した。
「だろう」
「でも、親はどうするの」
素が、一番やっかいな事柄を話題にした。
「親か。親ねえ。どうすら良よかんべさ」
冗談なのか。ふざけているのか。本気なのか。
俊介が曖昧な言葉を口にした。
「知らせない訳には行かないでしょう」
「でも、知らせても、理解できないだろうし。反対されるだけだし」
「・・・ううん。結婚という言葉は出さないで、互いの親に紹介すると
いうのでは、どう?」
俊介が妥協案を示した。
「仕方ないわね。その線で妥協するしかなさそうね」
素も、渋々俊介の意見を了承した。