すっぴん★
コクコクコク。
俊介が素のグラスと、自分のグラスにぶどう酒を注ぐ。
「おいしい」
素がひと口ワインを。
「フランス製の1980年代ものか。旨いワインは旨いね」
俊介は、ワインのラベルをしきりにチェックしている。
「嬉しいね」
素がにっこり笑顔で。
「何が」
「結婚出来るなんて」
素が目を輝かせた。
「俺も。このワインで二人の結婚を祝わないか」
「そうしましょう」
二人は、入籍結婚の前途を祝福してワインで祝杯を挙げた。
ワインの半分位を二人で空け、俊介がほろ酔い気分になっていると。
「シャワーでもどう」
素が、俊介にシャワーをしないか尋ねた。
「じゃ、お願いするよ」
「一緒にしようかな」
ワインでほろ酔い気分になっているのか、素が大胆な言葉を。