すっぴん★

「終わった!わあ~い」


高橋が、部屋中に響き渡る大きな歓声を上げた。


「やったわね」
「私の為に、夜遅くまでありがとうございました。本当に感謝してい
ます」


素が、沙樹と高橋に深々と頭を下げて感謝の言葉を述べた。


結果と言えば、みんなシロ。高橋と沙樹の化粧品から、アレルギーの
反応は全く出なかった。


「と言う事は、白井のアレルギーは、99%化粧品アレルギーでは無
いと言う事ね。私の直感は、凄いでしょう」


高橋が、自分の直感を誇らしげに。


「私も実は半信半疑だったわ。でも、これで、胸の支えがスーと下り
たわ。ありがとう。あなた達兄妹のお陰よ」


素が二人に礼を言った。


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