すっぴん★
「こんなに夜遅くまで、白井の為にテストをしてあげたでしょう。お礼
に・・・」
「お礼に」
高橋がテストのお礼を求めている。
「ええ、合コンをして欲しいの」
高橋の要求は、何と素主催の合コン。
「え!!合コン」
合コンと聞いて、素は驚いてしまった。
「それ位してもいいでしょう。あれだけして上げたのだから。白井の大
学の仲間を3、4人見繕って欲しいのよ。お安い条件でしょう」
高橋がテストをした事に恩を着せて、素主催の合コンをせがんでいる。
「合コンか。高橋君にはお世話になった事だし、断れないな」
「お願い!」
高橋が両手を合わせて懇願している。
「ひと肌脱ぎますか」
素は、断りたいが断れない。
「嬉しい」
高橋は両手を叩いて大喜び。