確信に変わるまで
「おい、ちゃんと歩けよ」
「うるさい。眠い…」
「寝るなら自分のベッドで寝ろ」
そう。今、私は柳井に肩を担がれ自分の部屋の前に到着した。
おぼつかない手で鍵を開け、担がれたまま部屋に入る。
ドサッとソファーに放り投げられた私は柳井に悪態をついた。
「もっと優しく扱いなさいよ」
「はいはい。それじゃ優しくしてやりますか」
そう言ったかと思うと私の上に覆い被さる影。
気づいた時に私の唇は柳井によって塞がれていた。
舌を絡ませながら強弱をつけて私を貪る男。