確信に変わるまで


扉を開け一歩外に出た途端、誰かの胸元におもいきりぶつかってしまう。



「わっ、すみません」



痛む鼻を押さえながら顔を上げればそこに居たのは同期の柳井だ。



この男、顔はまあまあだが性格はいたって悪く、人を小馬鹿にする天才。




しかし営業成績は良く社内の女子受けがいいのでいつも社内人気の1、2番を争っている。



ま、私にとっては最悪の男だから同期以上でも以下でもない。


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