確信に変わるまで
これでしばらく私は川田から嫌味な態度と言葉を浴びせられるだろう。
それを思うだけで憂鬱な気分になる。
ただでさえ傷心の私に柳井が追い討ちをかけたのだ。
「柳井!今日は奢ってもらうわよ」
「へー。俺と行く気になったんだ?」
「当たり前よ!私を悪者にしたんだから全て奢りなさい」
「了解。店、予約しとく」
軽く手を上げ席に戻っていく柳井。
ん?結局アイツの狙い通りになってしまったのか?
でもまぁ今夜だけは良しとしてアイツの奢りでたくさん飲んでやる。