イケメンルーキーに恋をした
ドックン……。
今、この瞬間、心臓付近で何かが爆発した。
あたしの中で、大きな音を立てて、連鎖するように爆発が続く。
大量出血するように、爆発で開いた穴という穴から、あたしの田尾くんへの気持ちが溢れだす。
オレンジ色だった公園が、今では紫がかった色をしている。
薄暗くなっていく中で、あたしは田尾くんと目を合わし、逸らすことは出来なかった。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
……好きだ。
田尾くんの鋭い眼差しも、冷たい態度も、先輩をからかう悪い性格も……。
冷たいと思えば、こうやって誕生日を覚えててくれてプレゼントまで用意してくれるなんて……。
大人びた彼の全てがあたしのツボで、大好きで仕方ない。
最初に目を逸らしたのは、田尾くんだった。
「市原先輩から、今年は何もプレゼントなかったでしょ?」
「……え?うん……」