イケメンルーキーに恋をした
「好きだ!アホ!ムカつく!どうしてそんなに余裕なの!?信じらんない!!」
抑えきれなかった気持ちが、”好きだ“と言う以外に嫌味まで一緒に言ってしまった。
最悪だ。
こんなの、告白でもなんでもないじゃん。
こんな嫌な告白されても、嬉しくないよね……。
ああ……あたしのアホ……。
案の定、田尾くんの鋭い視線が余計鋭くなり、この肌寒さにチクチクと刺さった。
あたしはシュンと肩を落とし小さく丸まって、もう一度口を開く。
「……好き、です」
消えるような、あたしの声。
街灯の音が、ビビビビと聞こえるほど静かな公園なのに、あたしの出した声は、あまりの小ささに響くこともなく地面に落ちた。
だけど、彼にはきちんと届いていたみたいで……。
「はい、よくできました」
ギュッと、前から強く抱きしめられた。