センチメンタル*宅配便
こじんまりとした駅の改札口で駅員がお婆さんと話している姿がここから確認できる。
クルックポー
ぼぅと線路を眺めている時にどこからともなく、そんな鳴き声が聞えた気がした。
気のせいだろうか?
クルックポー
鳩の鳴き声?
それもすごく近くに聞え・・・私ははっとして、首に掛けたペンダントを外した。
君からもらったオパールのペンダントだ。
そのペンダントを覗き込んだ瞬間、私は目を見開いた。
昨日の夜も、確か今朝もそのペンダントは青を碧が交じったような色をしたオパールだけだったはずだ。
ところが今、このペンダントの真ん中には小さな白い鳩が描かれていた。
君と同じ赤い眼がキラリと光ったような気がした。
(第3夜・おしまい)
