緋色の姫は族の一員でした。


緋羽side

なぜだか、流れで座ってしまったものの......

私はまだ何も知ら無い。



「で、一体みなさんはここでなにしてるんすか?」



うぉっとしまった。
また勝手に口の悪さが一人歩きしやがる。




「あー。喋ってないのー?あきらぁー!」


空汰くんが少し遠くにいるあきらちゃんに話しかける。



「うんー。まだ!!
てか、そーゆーのはナイトさんからのがいいかな?と思って連れて来たのに。
ナイトさん以外の人もいないし。」


そして、遠くから返事するあきらちゃん。



「今日はサボりだろー。」


「ナイトさんって?」


会話にそのように乱用されても分かりませんです、はい。




「あー。この族のボスの人だよ」


会話割り込みした私に、会話割り込みで教えてくれた聖人くん。




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