溺愛王子とヒミツな同居
「まりやちゃん、めっちゃ可愛いじゃん!! 想像以上なんだけど。
米ちゃんもよく似合ってるし!
やっぱ、女の子がいるって華があっていいよなぁ。
……大翔が本っ当に羨ましい……」
唇を尖らせて、大翔君に羨ましげな視線を投げかける宮内君。
「そんな顔したって、何もしてやらねーぞ。
まりやをあんまりジロジロ見るな」
「うーわ。それって、独占欲って言うんだよ。
オレも生涯に一度は言ってみたいセリフだね」
「だったら、チャラチャラしてないで、本命作れよ」
プールサイドの壁に腕を組んで寄りかかっていた大翔君は、黒の生地に腰の辺りにオシャレなラインが入ったシンプルな水着を着ていた。
「それができたら、苦労しないんだってば」と苦い顔をする宮内君に、静かに視線を送る大翔君を見ていた私はバッチリと目が合ってしまう。
お互いに水着姿なんて小さい頃以来で、恥ずかしさで落ち着かないでいると、大翔君が私の方へ寄ってくる。