溺愛王子とヒミツな同居
「ひゃっ……!」
後ろからぴったりと包まれるように肌同士が直接触れて、びっくりした私の口からひっくり返ったような声が出る。
パチパチと目を瞬いて、浮き輪を持っている私を首を傾けて、横から見つめてくる大翔君が微かに笑った。
「お前だけの特別席……つーか、俺以外の奴に見せたくない。
今日のまりや……可愛いすぎんだよ……」
口に手を当てながら、照れつつも小さな声で言った大翔君に、私にも彼の恥ずかしさが伝染したみたいに体が熱くなる。
「……大翔君も……カッコイイ……よ?」
照れ隠しにそれだけ言った私に
「そんな格好で……あんま煽るなよ……」
こんなことを言われたら、私も何も言えなくてそれ以上は口を開けなかった。
でも、大翔君の照れた顔は可愛くて、なかなか見られない姿にもっと見ていたいと思ってしまう。