シンデレラのSweetなお時間



(普段は怖いけど、よく飲み会に誘われてるし…信頼はあるんだよね)

けどやはり無言の威圧感を持つ彼の隣で緊張感は消せないもので、気持ちを和らげるべく私はぐびぐびとビールを飲む。



「…安藤」

「はっはい!」

「少しペースが早いんじゃないのか?」

「すっすみません…」

「…いや、別に酒に強いのなら構わないんだが」

「……」

「……」



周りのにぎやかさに反して、二人の間だけは無言の空気。



(…な、なにか話題を…)

そう頭をフル回転させるものの、堅物と言われる澤村主任と地味な私。盛り上がりそうな話題など見当たらない。



「…ところで」

「はっはい!何でしょうか!」



すると突然呟かれた言葉に、私はピンッと背筋を伸ばす。


< 11 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop