シンデレラのSweetなお時間
「聞いた所によると、彼氏に逃げられたそうだな」
「あ…はい、」
「被害は総額いくらだ」
「えと…冷蔵庫と洗濯機、エアコンにヒーターにテレビにDVDデッキにテーブルなどの家具と、貯金が40万ほど」
「…そうか、大変だな」
「は…はい、」
「……」
「……」
「…まぁ、生きていれば何かしらいいことがある。頑張れ」
言葉少なく呟いてポン、と肩を叩く大きな手。
(もしかして…気遣ってくれてる?)
怖い顔に、口下手。そんな彼から少しずつ伝えられる言葉から言葉を選んで話してくれているのは明らかで、有難いような嬉しいような気持ちは涙となってボロボロとこぼれ出す。