シンデレラのSweetなお時間
「…というわけでして」
「……」
全てを話し終えた私に、二人は案の定哀れみの眼差しを向ける。
「文乃ちゃん、あんたって子は本当に…」
「運がないっつーか、マヌケっつーか…」
「は、はは…」
「そもそも、何でそんな男と付き合ってたんだよ。仕事してないとか分かり切ってたろ?」
「それはそう、なんですけど…」
ズバリと突き刺さる航さんの問いに思わず下を向いてしまう。
「…必要として、くれたから」
「…?」
『文乃、金貸して』
『また?この前決めた仕事は?』
『あー、何か合わなくてさぁ。辞めた』
『辞めたって…次のアテはあるの?』
『大丈夫、大丈夫。だから金貸して。今の俺にはお前だけが頼りなんだって』
『もう…』
『サンキュー、文乃。愛してるよ』