シンデレラのSweetなお時間
(…あ、れ?)
それは駅前の明るい通りの端に見えた、まだ記憶に鮮明に残る横顔。
「…、…」
あの日いなくなった、元彼の姿。
「?安藤?」
「……」
驚きと動揺で歩く足を止めた私に、隣の玲二さんは不思議そうに同じく足を止める。
(…彼だ…)
見間違うわけがない。
一年間ずっと見つめていた彼。大好きだった、彼。
けれとその彼の隣には、腕を組み歩く派手な容姿の女の子。
「……」
私の視線を追うように玲二さんは前を見つめて、悟ったようにこちらへ視線を戻す。