シンデレラのSweetなお時間
「それに、今回の撮影分は結構重要なやつだしな」
「?そうなんですか?」
「あぁ。これまで店舗に掲示してあった大きな店頭ポスターは以前のモデルのままでな。今回撮影分から店頭ポスターも安藤に変わる」
「ということは、これが文乃ちゃんのポスターデビューってわけね」
「そう。だから妥協するわけにはいかねーんだよ」
これまで社内のカタログや、店内の小さなPOPだけだった私の写真が、今回からは店頭を大きく飾る。
となれば、航さんの腕にも尚更気合が入るわけで…
「そう言われましても、誘うような色気なんて…」
「やるんだよ!やってみろオラ!」
「む、無理です〜…」
自分にそんな顔が出来るなんて到底思えず首を横に振る私に、航さんは苛ついたように私の両頬を右手でぐっと掴み変な顔にさせる。