シンデレラのSweetなお時間



「す、すみません…つい」



「いや、いい。それくらい喜んで貰えた方がこちらも嬉しい。こんなベタな所、と言われるかもしれないと少しヒヤヒヤした」



「え!?そんなことないですよ!」



「他の奴ならもっといい所に連れていけるんだろうが…そういった物をよく知らなくてな。若い頃からよく、女心が分からないと言われた」



「……」





呟いては窓の外を見る横顔

遠くを見るような、瞳



珍しく少し自分を否定するようなその言い方に、思い出すのは以前のハルミさんの言葉





『だからどうも女の子と長続きしなくてね』





きっと、何事も卒なくこなす彼にも

苦手や不得意、自信のないこともあって

それは自分の気持ちを表すことだったり、相手への接し方だったり、するんだろう



< 202 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop