シンデレラのSweetなお時間
「す、すみません…つい」
「いや、いい。それくらい喜んで貰えた方がこちらも嬉しい。こんなベタな所、と言われるかもしれないと少しヒヤヒヤした」
「え!?そんなことないですよ!」
「他の奴ならもっといい所に連れていけるんだろうが…そういった物をよく知らなくてな。若い頃からよく、女心が分からないと言われた」
「……」
呟いては窓の外を見る横顔
遠くを見るような、瞳
珍しく少し自分を否定するようなその言い方に、思い出すのは以前のハルミさんの言葉
『だからどうも女の子と長続きしなくてね』
きっと、何事も卒なくこなす彼にも
苦手や不得意、自信のないこともあって
それは自分の気持ちを表すことだったり、相手への接し方だったり、するんだろう