シンデレラのSweetなお時間
笑顔で伝え切れた私に、彼はこちらを見ては少し驚き右手で目元を隠す。
「…安藤、お前と言う奴は…」
「え!?な、何か私まずいことでも…!?」
「…あぁ、困るな。とても」
「えぇ!?」
「…真っ直ぐすぎて、困る」
「へ…?」
ぼそ、と呟かれたその言葉の意味を問おうとした…その時、一気に近付く顔の距離
「……」
「…、…」
一度触れ、離れる唇
けれどまた触れては、今度はゆっくりとしっかりと深いキスをする。
行き場のない手を握るその手に、離さないでとせがむようにぎゅっと強く握り返した
「…、」
(…夢、みたい…)
クリスマスに観覧車で、景色を見ながら好きな人とキスなんて
夢みたいで、信じられない
けれど観覧車を下りるまで、重なり続けた唇
その確かな彼の感触がこれを現実だと、強く強く知らせてくれていた