シンデレラのSweetなお時間



(ここでいつも、暮らしてるんだ…)



綺麗な部屋。本は小説が多いのかな、奥に茶色いドア…寝室かな?

一人暮らしにしては結構広いけど、家賃いくらくらいするんだろう…。



ドキドキしながら部屋を見渡せば、不意に視界に入る黒い影



「……」



気付けば、私の隣には画像で見たあの黒い猫が座りこちらをじっと見つめている。



(い、いつの間に…)

初めて見る相手にお前は誰だと探るように、その黄色い目はじーっと見開かれる。



「あ…えと、初めまして、安藤文乃と申します。澤村主任にはいつも大変お世話になってまして…」



そう猫に向かいぺこりと下げた頭に、猫はポンッとその細い前足を置いた。



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