シンデレラのSweetなお時間



「可愛い…」



ソラくんは先程同様じーっと私を見上げて、揺れる私の髪の毛先にじゃれるように遊び出す。



「ふふ、気になるんだねー」

「何にでもちょっかい出すからな。メガネ、気をつけろよ」

「は、はいっ」



その口ぶりからおそらく彼のメガネも被害を受けたのだろう。私はバッとメガネを守るように押さえた。



「コーヒーでよかったか?」

「はい、ありがとうございます。いただきます」

「それと、コートくらい脱いだらどうだ?」

「へ?でも…」

「本当に猫だけ見て帰る気か?」

「……」



呟いて、スル…と解かれるネクタイ。




< 97 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop