LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
うっとりとした余韻を味わっている私に、
運転席から、
「あんた、なんか認められたとか勘違いしてるみたいだけど、
上手く利用されてるって分かってるの?」
突然降りかかった言葉に、
「は?」
と声を出した。
「受け取っちゃったんでしょ?
今度の結婚でマスコミとかに突っ込まれるから、
その前に色々身辺を綺麗にしてるわけ。
財産とかもめたくないから、
断絶してるとはいえ親子だから、
先手を打ったのさ。
生前分与って言えば聞こえはいいけど、
要は金で縁を切りたいって事だよね。
二人の兄は素直に受けっとったんだけどね、
3番目だけは突っぱねてさ。
会おうとしなかったんだよ。
まあ、財産が欲しくってごねてるわけじゃないだろうけど、
零斗にとっては受け取ってもらわないと困るわけで、
面倒だから、あんたに押し付けたのさ。」