LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
どうしよう……

無愛想な境田という人に会社の前で降ろされた。

お礼を言った私の顔をろくに見ないで、

車を発進させる無作法な彼に、憤慨しつつも、

彗になんて言ったらいいだろうかと、

さっき受け取ってしまった封筒の入ったバックが

やけに重く感じた。


社内に戻り、笑顔で迎えてくれた東さんに頭を下げ、

「ごめんなさい。

 時間に戻れなくて、

 差しいれなしなの。」

そんな私の謝罪に


「いくつかの店舗から、

 打ち合わせの変更が入ってますので、確認してください。

 それ以外は、特に大丈夫です。

 部長と課長には、急な打ち合わせと言ってありますので口裏合わせといてください。」

事務的に答えた彼女に、

私はびくつきながらもう一度謝った。


「すみません」


 





 






 

 







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