LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
「ああそうかよ、

 勝手にやってろ。

 言っとくけどな、俺は若い女が好きだ。」


そんな台詞と、にやにやした笑みを残して、

背を向けた兄貴に、


「碧兄っ、柊連れてきてくれてありがとう。」

と、声をかけたが、

軽く手を上げ、

そのまま城の方へ行ってしまった。


柊は
そんな兄貴を見送りながら、

「何気に失礼なこと言われたわ。」

口をとがらせていた。

けど、

何より説得力ある言葉に、

ちょっとだけ安心した。

あ、これは柊には言えないな。


「柊、ごめん。驚いたろ?

 半分拉致られてさ、連絡付けられなくて、

 心配してるってわかってたけど、


 ほんとごめん。」


「----っ
 
 もうっ、捨てられたかと思ったんだから。」















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