【BL】初恋いただきます。
「要、だいぶ雰囲気が変わった。君の影響かな?」
「え、そんな事ないと思いますけど。要さん、会った時からあんな感じでしたし…」
「へぇ」
凪さんは俺の言葉に笑った。
その笑みが何故だか凄く…
冷たく感じた。
「まぁいいや。ねぇ、食事は涼君が作ってるの?」
「あ、はい……一応」
さっきと打って変わった笑顔に、少し狼狽えてしまった。
「じゃあ何かリクエストしても良いかな?」
「ええ、俺に作れるものでしたら…」
「うーん…」
唇に指を当てて考える凪さん。
気のせい、だったのかな?
「あ、ハンバーグ食べたいな!」
「分かりました。今夜はハンバーグにします。」
「やった!俺、ハンバーグ好物なんだ。」
そういえば要さんもハンバーグが好物だ。
双子って好きなものも一緒なんだなぁ…。
「じゃあ俺、買い出し行ってきます。折角ですから、兄弟水入らずで過ごしてください。」
「要が顔しかめそうな言葉だなぁ。」
凪さんが喉で笑う。
この笑い方、要さんそっくりだ……。
「じゃあ行ってきます。」
「いってらっしゃーい!」
笑顔の凪さんに見送られ、俺は家を出た。