アイドルに恋をして
ー…


彼は、本当に誰だったんだろうか?


ホテルから出て、美夏は、青空を見上げて考える。


でも、いくら考えても思い出せない。


思いあたる友人、知人が出てきては消える。



もしかしたら、初対面なのかもしれない。


男が、自分をからかっただけだ。


きっと、そうに違いない。


仕事柄、会った人の顔は忘れないようにしている。


ただ、酔っ払いの自分を助けてくれた、ちょっといじわるな人…


うん、そうしよう。


美夏は、自分で出した答えに納得した。


もう、今日の事は忘れよう。


よし、帰ってもう一度、寝よう。

美夏は、始発が動いているのを確認して駅まで歩いていくことにした。



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