君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~
ドアを開けると見えてきたのは以前と変わらない風景。奥の窓ガラスからは綺麗な夜景が見える。
そして椅子からゆっくりと立ち上がり近付いてくる副社長も以前と変わらない。
なに考えているか全く分からない笑顔のまま。
「ごめんね、急に呼び出したりしちゃって」
「いいえ…」
変な緊張が増す。
あれ…?そういえば菜々子はいないんだろうか?
無意識のうちに菜々子の姿を探してしまっていると聞こえてきた声。
「大丈夫、櫻田さんには定時ですぐあがってもらったから。…だって櫻田さんがいたら色々とまずいでしょ?」
「え…」
俺の数歩前に来ても、副社長の表情は変わることなく見つめてくる。
「とりあえず座って。立ち話もなんだし」
「あ、はい」
副社長に続いて部屋の真ん中にあるソファーに向かい合う形で座る。
「ごめんね、昨日は。櫻田さんを遅くまで引き止めちゃってて」
「……」
副社長のその言葉に一瞬息が止まる。
…まさか知っているのか?俺と菜々子の関係を。いや、昨日人事部長には俺の口からちゃんと副社長に報告すると言っておいたし、あの人に限って口を割るとは思えない。
…ならなんで知っているんだ?
そして椅子からゆっくりと立ち上がり近付いてくる副社長も以前と変わらない。
なに考えているか全く分からない笑顔のまま。
「ごめんね、急に呼び出したりしちゃって」
「いいえ…」
変な緊張が増す。
あれ…?そういえば菜々子はいないんだろうか?
無意識のうちに菜々子の姿を探してしまっていると聞こえてきた声。
「大丈夫、櫻田さんには定時ですぐあがってもらったから。…だって櫻田さんがいたら色々とまずいでしょ?」
「え…」
俺の数歩前に来ても、副社長の表情は変わることなく見つめてくる。
「とりあえず座って。立ち話もなんだし」
「あ、はい」
副社長に続いて部屋の真ん中にあるソファーに向かい合う形で座る。
「ごめんね、昨日は。櫻田さんを遅くまで引き止めちゃってて」
「……」
副社長のその言葉に一瞬息が止まる。
…まさか知っているのか?俺と菜々子の関係を。いや、昨日人事部長には俺の口からちゃんと副社長に報告すると言っておいたし、あの人に限って口を割るとは思えない。
…ならなんで知っているんだ?