君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~
「え…」
意外な言葉に驚いてしまった。
てっきり全く別の言葉が返ってくるとばかり思っていたから…。
「人間なんてみんな自己中心的な生き物なんですから。…他人がどう言おうが、大切なのは本人の気持ちだと思います。気持ちの持ち方一つで人間なんていくらでも変われますよ。それに、私にこうやって話してくれたってことは、もう既に東野さんの中で気持ちが変わっているって証拠なんじゃないですか?」
「橘…」
そっか。なんで急に橘にこんな話をしたくなったのか理由が分かった。
誰よりも菜々子のことを理解してくれている橘に、背中を押してもらいたかったんだ、きっと。
「…橘の言う通りかもしれない」
はっきりと自分の気持ちを言葉にできる橘に肯定してもらいたかったんだ。
「菜々子だって同じですよ。今は自分の気持ちでいっぱいで周りが見えていないのかもしれない。…今みたいにちゃんと東野さんが言葉にしてくれたら、分かってくれると思いますよ?……まぁ菜々子が分かってくれたとしても、私としては菜々子に仕事を辞められてしまったら嫌なので、断固反対しますけど」
橘の話に思わず笑ってしまった。
「それはかなわないな、橘が出てきてしまったら」
「そうですよ?なんならいつでも一緒に副社長に殴り込みに行きますから。その時は声かけて下さいね」
意外な言葉に驚いてしまった。
てっきり全く別の言葉が返ってくるとばかり思っていたから…。
「人間なんてみんな自己中心的な生き物なんですから。…他人がどう言おうが、大切なのは本人の気持ちだと思います。気持ちの持ち方一つで人間なんていくらでも変われますよ。それに、私にこうやって話してくれたってことは、もう既に東野さんの中で気持ちが変わっているって証拠なんじゃないですか?」
「橘…」
そっか。なんで急に橘にこんな話をしたくなったのか理由が分かった。
誰よりも菜々子のことを理解してくれている橘に、背中を押してもらいたかったんだ、きっと。
「…橘の言う通りかもしれない」
はっきりと自分の気持ちを言葉にできる橘に肯定してもらいたかったんだ。
「菜々子だって同じですよ。今は自分の気持ちでいっぱいで周りが見えていないのかもしれない。…今みたいにちゃんと東野さんが言葉にしてくれたら、分かってくれると思いますよ?……まぁ菜々子が分かってくれたとしても、私としては菜々子に仕事を辞められてしまったら嫌なので、断固反対しますけど」
橘の話に思わず笑ってしまった。
「それはかなわないな、橘が出てきてしまったら」
「そうですよ?なんならいつでも一緒に副社長に殴り込みに行きますから。その時は声かけて下さいね」