君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~
「…それって絶対だって言い切れるの?」
「はい。…だってどんなに考えてもこの先の私の人生の中に、圭吾さんがいないなんて考えられませんから」
そう言うと副社長は大きな溜息を漏らす。
「ねえ、なんでそんなに東野君がいいの?他にも男なんて沢山いるのに。そんなに櫻田さんの理想そのもので完璧な男なの?」
完璧な男、か。
「いいえ、そんなことないですよ。最初会ったときはあんなタイプの人なんて絶対無理だって思いましたし。…付き合ってからも彼の欠点が見えたり、意外な一面を見たり。でも好きなんです。欠点だらけでもかっこ悪くても」
意外に女々しくても。
「東野圭吾っていう一人の人間が、堪らなく好きなんです」
人生の三分の一好きでいる人。
これからもこの気持ちは変わらないと思う。
「だから私は副社長をこの先も恋愛対象として見ることなんて、一度もないと思います。…だから諦めて頂けませんか?でないと圭吾さんがやきもち妬いちゃって私は仕事ができなくなってしまうので」
そう言うとさっきまであんなに悲しい顔をしていたのに、大きな声で笑い出した副社長。
その声にバーの店員さんも不思議そうに副社長を見てくる。
「あははは!!やきもちって…!そんなはっきり俺に言われちゃったら東野君の立場ないじゃない」
「で、でも…!」
本当のことなんだもの。
「はい。…だってどんなに考えてもこの先の私の人生の中に、圭吾さんがいないなんて考えられませんから」
そう言うと副社長は大きな溜息を漏らす。
「ねえ、なんでそんなに東野君がいいの?他にも男なんて沢山いるのに。そんなに櫻田さんの理想そのもので完璧な男なの?」
完璧な男、か。
「いいえ、そんなことないですよ。最初会ったときはあんなタイプの人なんて絶対無理だって思いましたし。…付き合ってからも彼の欠点が見えたり、意外な一面を見たり。でも好きなんです。欠点だらけでもかっこ悪くても」
意外に女々しくても。
「東野圭吾っていう一人の人間が、堪らなく好きなんです」
人生の三分の一好きでいる人。
これからもこの気持ちは変わらないと思う。
「だから私は副社長をこの先も恋愛対象として見ることなんて、一度もないと思います。…だから諦めて頂けませんか?でないと圭吾さんがやきもち妬いちゃって私は仕事ができなくなってしまうので」
そう言うとさっきまであんなに悲しい顔をしていたのに、大きな声で笑い出した副社長。
その声にバーの店員さんも不思議そうに副社長を見てくる。
「あははは!!やきもちって…!そんなはっきり俺に言われちゃったら東野君の立場ないじゃない」
「で、でも…!」
本当のことなんだもの。