君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~
「…でも私、さっきも言いましたけど副社長のことは尊敬しているんです。こんな話都合がいいって言うかもしれませんが、今の仕事をこの先も続けていきたいと思っています」
「櫻田さん…」
これが正直な気持ち。今の仕事を続けたい。
「…本当、そこまではっきり言われちゃったら、もう本気で諦めるしかなくなっちゃうじゃない」
「え?」
「悪いけど、経営者として東野君も櫻田さんも手放すつもりはないからね?…それに櫻田さんがいないと仕事にならないし」
副社長…。
「そうですよね?私以外誰も副社長の秘書なんてやってくれませんもね?」
「そうさ!それに櫻田さんが俺の秘書でいる限り東野君にやきもち妬かせて遊べるしね」
そう言ってまた笑う副社長。圭吾さんには悪いと思いつつも私も笑ってしまった。
「……分かったよ。もう潔くすっぱり櫻田さんのことは諦める。ビジネスパートナーとして付き合っていくよ」
「ありがとうございます」
「よかったよ、きっぱり振ってくれて。絶対そんなの聞きたくないって思っていたけど、言ってくれてすっきりした」
「…それは私も同じです」
それに副社長が大貫さんと会わせてくれなかったら、今の私はいない。ずっとつまらないことで悩んだままだったよ。
「副社長のおかげで、前に進めます。…これからもよろしくお願いしますね」
そう言うとすぐに聞こえてきた返事。
「こちらこそ」
「櫻田さん…」
これが正直な気持ち。今の仕事を続けたい。
「…本当、そこまではっきり言われちゃったら、もう本気で諦めるしかなくなっちゃうじゃない」
「え?」
「悪いけど、経営者として東野君も櫻田さんも手放すつもりはないからね?…それに櫻田さんがいないと仕事にならないし」
副社長…。
「そうですよね?私以外誰も副社長の秘書なんてやってくれませんもね?」
「そうさ!それに櫻田さんが俺の秘書でいる限り東野君にやきもち妬かせて遊べるしね」
そう言ってまた笑う副社長。圭吾さんには悪いと思いつつも私も笑ってしまった。
「……分かったよ。もう潔くすっぱり櫻田さんのことは諦める。ビジネスパートナーとして付き合っていくよ」
「ありがとうございます」
「よかったよ、きっぱり振ってくれて。絶対そんなの聞きたくないって思っていたけど、言ってくれてすっきりした」
「…それは私も同じです」
それに副社長が大貫さんと会わせてくれなかったら、今の私はいない。ずっとつまらないことで悩んだままだったよ。
「副社長のおかげで、前に進めます。…これからもよろしくお願いしますね」
そう言うとすぐに聞こえてきた返事。
「こちらこそ」