君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~
「……五條さん?」
いつまで経っても、車に乗ろうとしない私の顔を覗き込んでくる和也君。
「嫌だよ……」
「え?」
ポツリと漏れてしまった本音。
「だから嫌だって言ってんだよっ!……このままじゃ帰れねぇから」
帰れねぇよ、このままじゃ。
「なんでさっき止めたりなんてしたんだよ。菜々子の奴、とことん鈍いからはっきり言わねぇと、いつまで経っても気付かねぇぞ!?」
ダメだ。止まらねぇ。
「諦められねぇほど、まだ好きなんだろ!?だったらぶつかれよ!……いつまでも自分の気持ちを隠しているだけなんて、辛いじゃんか……」
「五條さん……」
あぁ、そうだったんだ。
言葉にしてみて、初めて気付いた。
私、辛かったんだ。自分の気持ちを素直にぶちまけられなくて……。
だって昔から思ったことはすぐに口に出していたから。
なのに、和也君を好きになってからそれができないことの方が、多かった。
そうだよ、辛いんだよ。
自分のきもちを押し殺してそばにいるんなんて、辛すぎるんだ。
そんな辛い気持ち、これ以上和也君にしてほしくねぇんだよ。
いつまで経っても、車に乗ろうとしない私の顔を覗き込んでくる和也君。
「嫌だよ……」
「え?」
ポツリと漏れてしまった本音。
「だから嫌だって言ってんだよっ!……このままじゃ帰れねぇから」
帰れねぇよ、このままじゃ。
「なんでさっき止めたりなんてしたんだよ。菜々子の奴、とことん鈍いからはっきり言わねぇと、いつまで経っても気付かねぇぞ!?」
ダメだ。止まらねぇ。
「諦められねぇほど、まだ好きなんだろ!?だったらぶつかれよ!……いつまでも自分の気持ちを隠しているだけなんて、辛いじゃんか……」
「五條さん……」
あぁ、そうだったんだ。
言葉にしてみて、初めて気付いた。
私、辛かったんだ。自分の気持ちを素直にぶちまけられなくて……。
だって昔から思ったことはすぐに口に出していたから。
なのに、和也君を好きになってからそれができないことの方が、多かった。
そうだよ、辛いんだよ。
自分のきもちを押し殺してそばにいるんなんて、辛すぎるんだ。
そんな辛い気持ち、これ以上和也君にしてほしくねぇんだよ。