君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~
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「んー!本当にいいお天気!」


あれからすぐに着替えを済ませ会社を後にした。

だけど真っ直ぐ家に帰る気にはなれなくて。
お昼時間も近かったし、会社から少し離れた駅で降りて近くのパン屋さんで買い物し公園へ来ていた。


暑いけど噴水があり、木陰下のベンチは驚くほど涼しかった。


「外で食べるとやっぱり美味しいな」


いつもとは違う場所で、そして開放的で。
...橘さんと光太君も呼べばよかった。


今頃二人は家で何をして過ごしているんだろう。
橘さんは何を考えているんだろう。


そんなことを考えながらパンを頬張る。


「やっぱり菜々子ちゃんだ!!」


その時、急に大きな声がしたと思ったら身体には温かなぬくもり。


「えっ!?もしかして相田さん?」


私を『菜々子ちゃん』と呼んで抱き着いてくる人なんてただ一人しかいない。


「ピンポーン!すごい久し振りだね。相変わらず可愛いんだから!」


「あっ、相田さんも相変わらずお元気そうで...」


やっと離してくれた。


「私もお昼一緒してもいいかな?」


「はい、勿論...」


そういえ前にもこんなことがあったな。

...あれ?そういえばここってもしかして。


「なんか運命感じちゃうねー。前にもここで今くらいの時間に偶然会ったんだよね」


そうだ。ここは相田さんのアトリエの近く。


「いただきまーす!」


そう言うと美味しそうにベーグルを頬張る相田さん。


...神様がくれた偶然?
あの時の私も凄く悩んでいて。相田さんに話を聞いてもらったんだっけ。

そして私は今も偶然か悩みを抱えている。誰かに聞いて欲しくて堪らなくいる。


藤原さんを昔から知っている相田さんなら、どう思うんだろうか。


「あの...」


「菜々子ちゃん、なにか私に話したいことがあるんでしょ?」


「えっ...」


相変わらず美味しそうにベーグルを頬張る相田さん。


「そんな感じがしたからさ。...どうした?圭吾のバカがまた何かやらかした?」


「いっ、いいえ!圭吾さんとは、その...。うまくいってますので」


「あら、予想が外れちゃったか。あれ?じゃあなんでそんな深刻そうな顔をしていたの?」








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