オモイデバナシ
食事を済ませた後、せっかくなのでカキ氷も食べようという事になった。

メニューを見ながら、俺と千秋はどれにするか決める。

「私、氷イチゴ!」

千秋はほぼ即決だった。

「氷イチゴだなんて、ガキっぽいなぁ」

俺は、ぷぷぷっと笑う。

「なによぉ」

千秋はすぐ食いついてくる。

「じゃあこうちゃんは何頼むのよー」

「宇治金時」

「宇治金時だなんて、じじくさーい」

俺がしたのと同じように、千秋も、ぷぷぷっと笑った。

む、生意気な奴。

でも、いざカキ氷が運ばれてくると。

「千秋、ちょっと食べさせて」

「いいよ、じゃあこうちゃんのもちょうだい」

二人仲良く、お互いのカキ氷をちょっとずつ分けて食べた。

千秋のはやっぱり甘ったるくて、少しすっぱい。

「こうちゃんのは、ちょっと苦い感じ?」

千秋は微笑んだ。

「こういうの、大人の味って言うのかなあ?」



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