オモイデバナシ
で?と。

トモは俺にその先を促してくる。

「こうちゃん、どうするつもりなんだ?」

「どうするつもりって…」

俺は、なおも言葉に詰まった。

「トモ、何が言いたいんだ?」

「言葉の通りだよ。姉ちゃんには彼氏がいるんだぞ。どうするんだ?」

トモの言っている意味が分からない。

「訳のわかんない事言うなよ」

苛立ちと共に、俺は言葉を吐き出した。

「どうするもこうするもないだろ。千秋には今、彼氏がいて、仲良くやっている。幸せなんだろ?だったらいいじゃないか」

「……」

俺の言葉に、トモは呆れたように溜息をついた。

「やっぱりこうちゃん、しばらく会わない間に腑抜けになっちゃったんだな…がっかりしたよ」

「…っ!!」

その言葉に、キレた。

俺はトモの襟をつかんで、睨む。

「トモ、いい加減にしろよ?お前に何が分かるんだ」

昔の気弱なトモなら、これだけですくみ上がっていただろう。

しかし。

「こうちゃんこそ、姉ちゃんの何が分かってるんだ?」

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